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『戦後ヒロシマの記録と記憶』
ー小倉馨のR・ユンク宛書簡 上下
若尾祐司・小倉桂子 編
四六判上製 名古屋大学出版会
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原爆市長・浜井の肉声から、見出される原爆症と医師たちの葛藤、平和活動に身を投じた青年たちの歩みと心のひだ、さらには公娼制や遊郭経営、闇市ややくざの抗争にいたるまで、戦後広島の再生の足どりを人々の息遣いとともに伝える第一級のドキュメント。(上巻)
(名古屋大学出版会HPより)
新たな観光事業の立ち上げや市民球場・球団設立といった広島の「復興」を描く一方、被爆者の生活苦、外国人をめぐる政策や孤児の問題、原水禁運動における政治的対立などにもフォーカスし、原爆の遺した深い爪痕をありありと伝えるレポート後編。(下巻)
(名古屋大学出版会HPより)
『外交と移民』
—冷戦下の米・キューバ関係
上 英明 著
A5判上製 名古屋大学出版会
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人の移動がもたらす力 ——。ワシントン、ハバナ、そしてマイアミ。衝撃はキューバ危機だけではなかった。移民とその社会が生みだす三つ巴のダイナミズムを捉え、グローバルな冷戦の現場と、アメリカ、キューバの国内政治の連関を、アクセス困難な史料から鮮やかに描きだした俊英の力作。
(名古屋大学出版会HPより)
『対米従属の起源』
ー「1959年米機密文書」を読む
谷川 建司 ・須藤 遙子 編訳
s判上製 大月書店
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冷戦下、日本を自由主義的で親米的な国家とするためさまざまな活動を行ったUSIS(アメリカ広報・文化交流局)ジャパン。影響力のある文化人や大学教員への工作、反共的な映画の製作など、その政策と評価を記した機密文書の全訳。
(大月書店HPより)
『フェイクと憎悪』
—歪むメディアと民主主義
永田浩三 編著
四六判上製 大月書店
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「反日日本人をあぶり出せ」と煽る新聞、デマに満ちた沖縄報道、
「日本礼賛」の裏での外交的孤立――権力にすり寄り右傾化するマスメディアが
社会の分断に拍車をかける現状に、第一線のジャーナリストと研究者が警鐘を鳴らす。
(大月書店HPより)
斉加尚代(MBS毎日放送ディレクター)
西岡研介(ノンフィクションライター)
川端幹人(元『噂の眞相』副編集長)
臺宏士(元毎日新聞記者)
北野隆一(朝日新聞編集委員)
立岩陽一郎(「ニュースのタネ」編集長、ファクトチェック・イニシアティブ理事)
望月衣塑子(東京新聞記者)
古田大輔(BuzzFeed Japan編集長)
香山リカ(精神科医、立教大学教授)
福嶋聡(ジュンク堂書店難波店店長)
梁英聖(反レイシズム情報センターARIC代表)
辻大介(大阪大学准教授)
『学力・人格と教育実践』
ー変格的な主体性をはぐくむ
佐貫浩 著
四六判上製 大月書店
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「資質・能力」規定、アクティブラーニング、「関心・意欲・態度」評価、知識基盤社会論等、グローバル競争に勝ち抜く能動性・創造力に一面化された学力や人材育成をめざす政策を批判的に検証し、対抗・挑戦する理論を提起する。
(大月書店HP)より
●MEMO 打ち合わせ途中にすでにカバーのイメージは固まっていて、口頭でのプレゼンになっていた。友人の娘さん(当時小6)のきりりとくもりのない顔を思い出していた。ご自宅に行って撮らせていただいたか、その母親がスマホで撮った写真に力強さがあって、ソレを使わせていただいた。
『長期停滞の資本主義』
ー新しい福祉社会とベーシックインカム
本田浩邦 著
四六判並製 大月書店
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経済と社会の「二重危機」に対する
リベラルな民主的代替戦略とは?
長期停滞のもとでのネオ・ファシズムの台頭、
雇用と社会保障の劣化、地方衰退にどう立ち向かうか。
100年を超える歴史的視野から現状を分析し、
リベラル・左派のベーシックインカム論を提示する。
(大月書店HP)より
『いのちを選ばないで』
ーやまゆり園事件が問う優勢思想と人権
四六判並製 大月書店
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Pnoto=海野重幸
社会を震撼させた障害者施設での殺傷事件から3年。公判を前に、 忘れてはならない論点・視点と人権の視点をあらためて提起する。
社会を震撼させた障害者施設での殺傷事件から3年。出生前診断など新たな優生思想の登場を背景に、私たちの社会は被告の論理を克服したと言い得るのか。公判開始を前に、忘れてはならない人権保障の視点をあらためて提起する。
(大月書店HP)より
●memo●
2016年に起きたやまゆり園殺傷事件は私達に深い怒りと同時に問いを突きつけた。写真はまだ寒さの残る季節の健気なつぼみを思わせる。打ち合わせで話を聞きながら、高校生の時に自宅近くにあった「◎◎園(赤線など風俗で働いていた老女達がいた施設)」を思い出していた。キリスト教の施設の庭にはいつも綺麗な花をつける木々があった。