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大国が後退するとき ——。平和を維持する仕組みはいかに構想され、なぜ脆弱化したのか? 国際連盟を含む複数の安全保障観やヨーロッパ派と帝国派のせめぎ合い等のなか、西欧への関与の揺らぐイギリスの外交姿勢と諸国との交渉過程を、膨大な史料から精緻に描き出し、現在への示唆に富む気鋭による力作。
(名古屋大学出版会HPより)
『ナチズムは再来するのか?』
民主主義をめぐるヴァイマル共和国の教訓
アンドレアス・ヴィルシング/ベルトルト・コーラー/ウルリヒ・ヴィルヘルム 編
板橋 拓己/小野寺 拓也 監訳
A5判並製 慶應義塾大学出版会
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民主主義は危機にあるのか?
当時、世界で最も民主主義的な憲法をもちながらも、わずか14年でナチスに破壊されてしまったヴァイマル共和国。
当時の政治社会状況と現在の状況との、共通点とはなにか。
現代社会を覆うポピュリズムに、ドイツを代表する研究者たちが歴史の経験から警鐘を鳴らす。
ヴァイマル建国100年を記念して、ラジオ・新聞でメディアミックス的に展開されたエッセイを一冊にまとめた、注目の書
(慶應義塾大学出版会HPより)
『フランツ・ローゼンツヴァイク』
ー生と啓示の哲学
丸山 空大 著
A5判上製 慶應義塾大学出版会
D
43歳で他界したドイツのユダヤ人思想家、フランツ・ローゼンツヴァイク。
彼の若年期から晩年までの思想的展開とその到達点を明らかにする。
初期におけるドイツ近代史への関心、キリスト教への改宗の断念、主著『救済の星』における独自の救済史的思想の展開――。
さらに後期思想における、一人ひとりの日常の生と宗教の関係の追究、自ら力を傾けたユダヤ教の宗教教育の実践等から、彼の思考の深化と全体像を解明する、注目作。
(慶應義塾大学出版会HPより)
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没後50年、多角的な読解を通して析出するアドルノ美学の全体像
〈崇高〉〈自然美〉〈神学・形而上学〉〈倫理・感性学〉
〈表現と構成〉〈モンタージュ〉〈ソーシャリー・エンゲイジド・アート〉
〈不定形音楽〉〈トータル・セリエリズム以降の音楽〉
(花伝社HPより)
『〈死者/生者〉論』ー傾聴・鎮魂・翻訳
鈴木岩弓・磯前順一・佐藤弘夫
ぺりかん社 四六判上製
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東日本大震災の犠牲者への鎮魂を契機に、死者と生者の関係を再確認し、見えないものをみつめ、沈黙の声に耳を傾け、魂の奥底にある言葉を翻訳する技術と理論をさまざまな視点から説く。
(ぺりかん社HPより)
『徂徠学の思想圏』 中村春作著
四六判上製 ぺりかん社
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荻生徂徠の説いたことばは、その儒学説の学問上の破壊力だけでなく、既成の学問枠をこえ多方面に影響を与え、後世においてその課題が引き継がれ新たな問題系を構成していった。そうした徂徠学の「活物」としての性格、「開かれた」学問としての性格の下に、その構想や方法、世界認識の姿を論じる。
(ぺりかん社HPより)