人文科学系 06      画像をクリックすると拡大表示されます         人文科学系 05戻る  人文科学系07に進む 


『自己犠牲とは何か』ー哲学的考察

  田村均 著

A5判上製 名古屋大学出版会 

 

AD/D

カバー彫刻作品=小島敏男

ーーーー

日常の「自分を殺す」行いから極限状況まで、広く見られる自己犠牲 ——。なぜそれは可能で、どのようにして生み出されるのか。日本人戦犯裁判の事例を糸口に、西洋近代哲学では問えなかった問いを、人類学や心理学の知見をも参照しつつ根底から考察し、私たち自身の現実を初めて哲学的に解明した労作。

(名古屋大学出版会HPより)

 

 

●MEMO

友人の彫刻家 小島敏男氏の作品をお借りした。氏の作品は以前から注目していたが、ゲラを読んでぴかりとひらめいた。氏の彫刻は削られてなおマッスを膨らませるという相反するエネルギーを感じていて、テキストにある角度から光りを当てるように思う。


「信頼の政治理論」

西山真司 著
A5判上製 名古屋大学出版会 
AD/D カバー作品=若宮綾子

 

市民社会と国家を媒介する概念と見なされる「信頼」—— 良好な政治のミクロな指標として注目を集める一方、従来の信頼論が前提とする認識論やアプローチは深刻な問題を抱えている。ソーシャル・キャピタル論へ至る学説を乗り越えた先に、革新的な政治理論を導き出す気鋭の力作。

 (名古屋大学出版会HPより)

 

 

 

●MEMO

作品は若宮綾子さんのインスタレーションの一部を切り抜いて使わせて頂く。この作品はうすい木片や紙片を使っていて、あやうさが不思議な重さを感じさせて面白い。


「美学イデオロギー」

ー商業社会における想像力

大河内 昌 著

A5判上製 名古屋大学出版会 
AD/D カバー作品=吉田重信

 

個々人が自らの情念にしたがって利益を追求する社会は調和しうるのか —— この政治経済学の問いは、あからさまに美学的であり、しかも近代英国の道徳哲学からロマン主義文学までを貫く根本問題だった。テクストの精読により、イデオロギーの構造と展開を批判的に跡づけ、思想史と文学研究を編みなおす画期的労作。(名古屋大学出版会書店HPより)

 

●MEMO  吉田重信氏の作品をお借りした。展示の時の作品が壁に映る影も含めて使わせて頂く。作品を見るという行為(立ち位置)を自覚させてくれる。

 


「近代世界の誕生 上下」

ーグローバルな連関と比較1780-1914

 C. A. ベイリ 著  平田雅博・吉田正広・細川道久 訳

A5判上製 名古屋大学出版会

D

 

一国史や地域史を超えて、グローバルな相互連関から「近代世界」の成り立ちを解明。革命の時代から第一次世界大戦にいたる「長い19世紀」を中心に、西洋近代化とは異なる視点で世界史を問い直し、政治・経済から人々の衣食住まで、新しい全体史を描ききるグローバル・ヒストリーの代表作。

(名古屋大学出版会HPより)




『関羽と霊異伝説』

ー清朝期のユーラシア世界と帝国版図

 太田出 著

 A5判上製 名古屋大学出版会 


D

ーーーー

三国志の英雄はなぜ中国を代表する神となったのか。民間信仰の広がりと近世国家による統治の不可分の関係を示すとともに、帝国版図の拡大にはたしたその役割を、ユーラシア諸民族とのせめぎあいや現地の神々との習合も視野に描き出す。古代から今日にいたる関羽信仰の全貌を捉えた力作。

(名古屋大学出版会HPより)

 


『原典 中世ヨーロッパ東方記』

 

高田英樹 編訳

名古屋大学出版会

A5判変形上製

ーーーー

モンゴル帝国の侵攻はヨーロッパを震撼させ、その世界像に転換を迫った。当時、東方に派遣された修道士や商人たちは何を見、どのように記録したのか。ルブルクやマルコ・ポーロ、ハイトンらの旅行記から、書簡、教会壁画、世界地図まで全15編を原典から翻訳集成し、ヨーロッパによるアジア認識の展開をたどる。

(名古屋大学出版会HPより)


『カントの批判的法哲学』

 松本 和彦 著

慶應義塾大学出版会

A5判上形上製

 

ーーーー

カントの法哲学は「批判的」か。

カントの最晩年の著作である『法論』、すなわち『法論の形而上学的基礎論』は、従来カント哲学研究によって『純粋理性批判』や『実践理性批判』において樹立された超越論的哲学ないし批判哲学とは矛盾するもの、またカントの老衰の作であると否定的に評価されていた。しかし、果してそれは真に正しい評価なのか?

 最新のドイツ・カント哲学研究を精査し無窮の問いに挑む。カントの『法論』、法哲学の現代的意義を解明する大作が遂に刊行。(慶應義塾大学出版会HPより)